⭕️(2020/12/04~2020/12/13)選挙勝利を確信するトランプとそれを黙殺する主要メディアの状況
2020のアメリカ大統領選挙の2020/12/04~2020/12/13にかけての混迷状況を時系列に記載した特集記事になっております。
- 1. トランプの最重要演説ビデオの公開とリンカーン的な強硬手段採用の可能性-2020/12/04追記
- 2. 選挙不正に関するトランプの選択肢と主流メディアの奇怪な不正情報の一斉黙殺-2020/12/05追記
- 3. ジュリアーニ弁護士の新型コロナ感染とジョージア州での疑惑の開票作業ビデオの公開-2020/12/07追記
- 4. トランプ陣営の反撃の象徴としてのトランプのジョージア州での支持者への演説-2020/12/06
- 5. 合衆国大統領就任に向けての日程確認と連邦最高裁の動き-2020/12/08追記
- 6. テキサス州のスイングステート4州への提訴の影響とジュリアーニ弁護士の回復-2020/12/10追記
- 7. テキサス州によるスイングステート4州への提訴の意義-2020/12/12午前追記
- 8. テキサス州のスイングステート4州への提訴棄却-2020/12/12午後追記
- 9. Youtubeによる選挙不正動画への検閲強化とトランプ陣営の裁判の行方-2020/12/12夜追記
- 10. 手詰まりな状況に追い込まれるトランプの取るべき手段とカフカの世界-2020/12/13追記
トランプの最重要演説ビデオの公開とリンカーン的な強硬手段採用の可能性-2020/12/04追記
2020/12/03にトランプは、これまでの演説で最も重要な内容を話すと前置きして、これまでトランプ陣営が主張してきたバイデン陣営の不正のアウトラインを示しましたが、主流マスコミの取り扱いは黙殺乃至悪あがきとしか取り上げていなかったようですかね。まともに取り扱ったのは、FOXTVの凋落?を受けて保守派の一服の清涼剤として売り出し中のNEWSMAX及びNTDや大紀元あたりだったようです。
現職大統領の演説内容としては結構衝撃的なものでもあり、今後の展開を予告する内容でもあったと認識していますが、主流メディアもいつまでもトランプ陣営の反撃を黙殺していて大丈夫なのかな・・・という気もしてきました。。。
あとジョージア州でのリン・ウッドやシドニー・パウエルらの決起集会を観ましたが、まあまあリン・ウッドはアジテータ的な才能も豊かなようで聴衆を煽りまくっていたのが印象的でした。リン・ウッドに比べれば、ルディ・ジュリアーニもシドニー・パウエルもトランプ本人もより控えめで理性的な印象はありますかなあ・・・
リン・ウッドは、昨今はトランプに戒厳令布告やエスタブリッシュメントへのより強硬な反撃を進言し始めているようですが、まあまあ恐らくはリン・ウッドのトランプ陣営での役割は過激な旗振り役、観測気球のような要素もあるようで、トランプも当面はそこまではやらずに、プランAがスイングステートの州議会の動きを加速して現状の結果認定を無効化しつつ、トランプ・バイデンの双方が270割れの中での下院での各州単位での決着を目指す方向性であり、プランBが可及的速やかに最高裁での今回の選挙の無効乃至バイデン陣営の不正を受けた資格停止等の決着を目指す方向性であろう、というあたりでしょうか。
リン・ウッド推奨の戒厳令からミラー国防長官代理が前面に立っての武力を全面的に活用した非常手段による決着は、まさに最後の手段として当面はポケットの中にしまっておこう、というところでしょうか・・・
とはいえ、必要に応じてそのような手段を選択することを排除しない、というのが最良の選択となりましょうか・・・
ちなみに、アメリカで最も『偉大な』大統領とされているリンカーンは、南北戦争を戦い抜いた戦時大統領として知られているわけですが、彼の『偉大さ』の根源は、どう見てもその戦時におけるある意味では果断で他方では強権的な、あるいは独裁的で柔軟な権力の運用を駆使して、南北戦争を勝利に導いたことにある、と言って良いでしょう。
この南北戦争当時のリンカーンは、一方で民主主義の基本原則となる『人民の人民による人民のための政治』を語りながら、他方では北軍勝利のための障害となるあらゆる存在を強権的に排除して突っ走った、とも言えるかもしれません。
すなわち、今日的な言葉でいうと『フェイクニュース』を垂れ流すマスコミ(当時は新聞ということになりますが。。。)を一掃し、さらには最高裁判事も含めて反対派を一網打尽に逮捕した、ということです。
そういう意味では、今後のトランプの前に広がる道筋は、好むと好まざるとに関わらず、リンカーン路線を辿ることになるのかもしれません。
ともかく、民主共和両党も含めて過激派や資本家、秘密情報組織といったエスタブリッシュメントを相手に回してのこれほどの当に革命的な対応の可能性を実現間近にまで予想させるトランプの手腕は、結構驚くべきものですかね・・・
バイデン政権によるアメリカファーストからアメリカラストへの方針転換過程!!
合衆国議事堂突入は選挙不正隠蔽とトランプ排除のための謀略!
トランプの復活と主流マスコミ・司法・議会・テック企業への不信感の増幅!!
クラーケンから戒厳令?トランプは現代版リンカーン路線でバイデン陣営一掃?!スキャンダルまみれで離婚のビル・ゲイツの次の標的は?
選挙不正に関するトランプの選択肢と主流メディアの奇怪な不正情報の一斉黙殺-2020/12/05追記
恐らく現時点で考えられる穏健で最も共和民主の両派に受け入れやすい??選択肢は、事ここに至れば一旦大統領緊急行政命令を公布し、非常事態宣言_戒厳令施行した上での大統領選挙のやり直し_再投票ということにでもなるんでしょうか・・・
その際の前提条件としては、全てを紙の投票で実施すること、投票対象者の身元確認を全て写真付きの身分証明書との照合で行うこと、開票は手作業で行うこと、郵便投票は原則として認めないこと(日本の郵便投票程度の縛りでもよいか・・・)、共和民主両党の公平な監視を行うこと、といったあたりでしょうか・・・
やはりいきなり戒厳令、非常事態宣言、不正疑惑の対象者一斉検挙、大手マスコミの一掃などということになれば、あまりにも世界的な影響が大き過ぎますし、待ってましたとばかりにアンティア・BLMの戦闘員が街頭に繰り出してくるでしょうから、ともかく恩赦含みで不正疑惑の対象者も再選挙に巻き込み、大敗??したところで亡命なり、静かな余生を過ごすことを保証??する方向で穏便に済ますのも政治的にはありかもしれませんね。。。
それにしても、ジョージア州での公聴会で新たな謂わば動かぬ証拠として提示された監視カメラの動画に関する情報の存在感の無さについてですが、あたかもグレートファイアーウォールの向こう側で1989年天安門事件や文化大革命を詳しく検索しようとした時に痛感されるもどかしさを味あわされている印象もありますかね。
確かに大紀元やNTD、当然ながらNEWSMAXあたりでは普通に視聴可能ですが、ABC、CNN、CBCをはじめとするいわゆる主流メディアからは全く黙殺されている印象もありますかね。。。
これはまさに、先日暴露されたCNNの番組制作方針を主流メディア全体が踏襲しているということの顕著な証左となるのでありましょうか?!
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ジュリアーニ弁護士の新型コロナ感染とジョージア州での疑惑の開票作業ビデオの公開-2020/12/07追記
今日のニュースで一番ギョッとしたのは、ルディ・ジュリアーニ弁護士のコロナ感染をトランプが発表したことでしたが、このところジョージアでどうしても黙殺出来そうにない不正ビデオが暴露されて、開票時に突如として出現したいわゆるバイデン曲線の謎のメカニズムが事実上解明される?!など、疑惑のスイングステートでの公聴会がかなり順調に推移したので、一安心したところでもあったでしょうか・・・とりあえず、ジュリアーニ弁護士が一時離脱しても当面トランプ陣営の攻勢の勢いが止まることはなさそうですね。
ともかく、先日のトランプのように無事退院して、支障なく不正疑惑の解明に向けて今まで以上に活躍することを期待したいと思います・・・
あとシドニー・パウエル弁護士のジョージアでの主要ターゲットの一人だったケンプ知事が、かなり手のひらを返したようにトランプ寄りの立場を見せ始めて、もう一人のターゲットであるラッフェンスバーガー州務長官に責任を擦り付けようとする姿勢を見せるなど、責任回避の泥仕合の様相も出始めている風情でしょうか・・・
ともかく、トランプ、ペンスのジョージア遊説以上に、具体的な証拠映像の流出は世論や当事者を動かし始めている様子もありそうです・・・
そういう意味では、いよいよ一つの節目となる選挙人確定日とされる2020/12/8が迫りますが、特にジョージアを始めとする『疑惑の』スイングステートの動向及びトランプとその周辺のリンカーン的な動きも含めて注視せざるを得ない緊迫した局面を迎えそうですかね・・・
トランプ陣営の反撃の象徴としてのトランプのジョージア州での支持者への演説-2020/12/06
トランプのジョージア州での支持者に向けた演説を聴いていますが、やはりバイデン仮政権を泳がせ、仮政権の閣僚リストや政権構想を提示させて、トランプ政権との違いを際立たせて、トランプ支持者の熱狂的な反バイデンの機運を盛り上げようとしている方向性も伺えますかね・・・
今後の展開は、リン・ウッド弁護士やマクナーニー元中将の唱道する有無を言わさぬ一網打尽か?!それとも穏健な不正による選挙結果無効判定からの再選挙と2020/11/03の不正選挙の顕著な違反者首謀者のみの取り締まりか、あるいはルディ・ジュリアーニ、ジェナ・エリスの線で推進しているスイングステートでの公聴会から州議会を動かして、スイングステートの選挙結果認定を無効化して、選挙人数が双方とも270に達しなかったという線から、下院での州単位の選挙に持ち込んで多数を制するか、というようなほぼ三択になってきている印象でしょうか。
ともかく、疑惑の渦中にあるスイングステートで行われている選挙不正に関する公聴会は、これまでの法廷闘争や記者会見でのトランプ側の主張が主流マスコミに『証拠がない』ということで取り上げられなかったり、黙殺されたりしてきた、という流れをほぼ完全に断ち切った印象が強いですかね。やはり『各州議会での宣誓に基づく実名顔出し』の無数とでも言えるような証言の数々は、当に衝撃的であり、主流マスコミの『証拠がない、陰謀論だ』という主張を完全に覆すに十分だったのではないでしょうか・・・
これだけ選挙不正が暴露されてくると、流石に主流マスコミもいつまでも頬かむりを決め込むことが出来ないでしょうから、今後の展開が注目されるところですかね・・・
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合衆国大統領就任に向けての日程確認と連邦最高裁の動き-2020/12/08追記
一応、選挙人が確定するとされている2020/12/08前後の動きですが、一つ注目すべきは一方のカギを握ると見られているアメリカ連邦最高裁が、ジュリアーニ弁護士配下のトランプ陣営の弁護団とは別にペンシルバニア州で共和党の議員団が提訴していた『州民の誰でも無条件に郵便投票可能という州法が違法かどうか』を争う訴訟に関して、『事実上門前払い』となる決定をくだしたとのことです。
主流メディアは、これを受けて2020/12/08という政治日程上の節目も絡めて、トランプ陣営の法廷闘争全般がもはや立ち行かなくなる、と言う論調で浮かれ騒いでいる印象もありますが、ともかく今回の判決は『大統領選挙の投票方法として、誰でも郵便投票を選択する権利を認める』という判断であり、日本の選挙の感覚からすると非常にユルイ感じを受けざるを得ないものの、特にトランプ陣営の不正選挙に関する訴えに関する判断とは全く無関係な判決ということになりましょうか・・・
どうも、主流メディアを表面的に眺めていると特定の方向に誘導されそうで怖いな・・・というイメージだけが残るニュースですかね。
ちなみに、保守系で多少トランプ寄りのシンクタンクであるトマスモアソサエティのアミスタッドプロジェクトの見解によれば、今回の大統領選挙のような混乱した状況では、元々の日程として以下のように、
・選挙人団の確定が2020/12/08
・選挙人による投票が12/14
・選挙人の投票結果開票及び集計が2021/01/06
・合衆国大統領就任式が2021/1/20
となっている中で、特に12/8や12/14を厳格に守るのは困難であり、ともかく現在は選挙不正の状況を洗い出しながら、各州が議会を中心に選挙民の意思を集約すべきであり、その最終期限は2021/1/20であるという論拠を提供しているようです。以下原文参照・・・
まあともかく、トランプとしては、当面バイデンが270超えの選挙人団を2021/01/06の開票時に確保しても、異議申し立てから下院での州単位の投票でひっくり返す手を、プランCくらいの感覚で合法的で穏健なプランとして想定しているところはありそうですね・・・
いずれにせよ、リンカーン路線の戒厳令施行までには、まだまだ時間的な余裕??!!もあるので、相手の手の内を出来るだけ出し尽くさせた後に、一挙に形勢逆転の強硬策に出ても十分に間に合うというところでしょうか・・・
謂わば、宣戦布告は既に、2020/12/02の最重要ビデオメッセージ演説で完了しているわけでしょうから・・・
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テキサス州のスイングステート4州への提訴の影響とジュリアーニ弁護士の回復-2020/12/10追記
新型コロナで入院していたジュリアーニ弁護士は、トランプ並みの回復力を発揮しているみたいで、既に現地時間12/09の夕方に退院したのを主流メディアの記者団が目撃したようです。
選挙をめぐる情勢は彼がいない間に、結構進展した印象もあり、『選挙当事者のトランプ・ペンスの両者が、ウィスコンシン州での選挙不正に関して、バイデン・ハリス両候補者を直接訴えた訴訟』と『テキサス州の司法長官がジョージア、ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルバニアの各州の選挙運営が違憲であるとして連邦最高裁に提訴した訴訟』に注目しています。
前者はどちらかというとこれまで暴かれてきた選挙詐欺関連の訴訟の延長線上のようにも見えますが、訴訟当事者として、現職正副大統領が対立する正副大統領候補者を選挙詐欺関連で訴えた、という意味で多少象徴的な訴訟になりそうです・・・ただし、結果にはあまり期待は出来ないかもしれません。
一方後者のテキサス州の司法長官からの提訴は、今回の大統領選挙におけるスイングステートの選挙過程が民主党有利に捻じ曲げられたということに関して、正面から法制面の問題に切り込んでおり、それをいきなり刑事訴訟として、州レベルから連邦最高裁に判断を求めている状況です。本件に関しては、その後テキサス州以外のミズーリ州など17州がこれに追随して最高裁に当該の訴訟内容を吟味するように要請しました。主流メディアは当初連邦最高裁がこの訴訟を受理する可能性はないとの『専門家』の分析も併せて論じていましたが、どうやらこの訴訟について連邦最高裁はテキサス州の指摘を受けた4州に対して速やかに(12/10)回答するように求める、との決定を下したようです。
この後者の訴訟は、もし最高裁がテキサス州の提訴を認めた場合は、まさかまさかの司法の場での形勢逆転の可能性も出てくる展開でもあり、当面最も注目すべき争点になりそうな気もしています。
ちなみに、今回テキサス州が違憲と指摘した各州の選挙人数は以下の通りで、
ミシガン⇒⇒⇒⇒⇒16
ウィスコンシン⇒⇒10
ペンシルバニア⇒⇒20
ジョージア⇒⇒⇒⇒16
合計62人となります。
ちなみに、現時点で主流メディアが唱える一般的な選挙人確定数分布は302対236で、バイデン優勢なので、これらの選挙人分のカウントが無効になれば240対236となり、270の選挙人を集める候補者が居なくなります。さらに、もし万一完全にひっくり返れば240対298でトランプ勝利という芽も出たりするやもしれません。
ともかく、先日のペンシルバニアでの郵便投票そのものの違法性を問う訴訟が最高裁で門残払いされたことと、今回のテキサス州の提訴とは本質的に内容が異なり、かなりテキサス州は今回の選挙の本質的かつ根底的なスイングステートでの法制面での問題点を抉っているので注目していきたいですね。
また最高裁には、スイングステートの法制面での問題だけでなく、組織的な選挙の票操作に関する不正に関しても判断する機会が設定される必要がありそうですかね・・・
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テキサス州によるスイングステート4州への提訴の意義-2020/12/12午前追記
テキサス州の司法長官の提訴は、予想以上の反響を呼んでおり、民主党側もいつまでも静観や黙殺を決め込むことができなくなりつつあるようですかね。。。
特に本件は、シドニー・パウエルが推進するドミニオン系の大陰謀のような主流マスコミの噛みつきやすい陰謀論の要素も無く、ジュリアーニが推進する一般的な選挙不正のような細かい立証を要するような事案でも無いので、保守派から観ればスイングステートにおいて憲法や独立宣言で建国の父祖達が確立したはずの合衆国建国の理念が踏みにじられているかどうか、という根本的な話であり連邦最高裁に陣取る保守系の判事たちとしては良心や信念に基づいて素直に行動しやすいところがありそうな気がします。
すなわち、連邦最高裁マターとして非常になじみやすい形の極めて自然な形式を備えた提訴を実現しているといえるのではないでしょうか・・・
またタイミング的にも、2020/12/08という選挙人確定に絡む日にほぼ時を同じくして持ち出されており、何とも丁寧で洗練された手際の良さを感じさせる訴訟というか、手札という気がします。ある意味では、アーティスティックとでもいうか、芸術家的な美しさも感じられる仕事ぶりでしょうか・・・
そういう意味では、トランプ側の人材も結構豊富だという感じはありますが、これを主導した仕掛け人が誰かということですが、ちょっと検討してみると、トランプ側の仕掛け人としてまず浮かんでくるのが、スティーブン・バノンあたりでしょうか。。。でもこの人は訴訟関連のあるいは法律関係の細かい動きよりは、『インターネットを活用した世論工作や外国勢力の干渉からのアメリカの大義の問題』といった陰謀論系の戦略が得意と想定されるので、本件の黒幕とは少しイメージが違うでしょうか・・・
ルディ・ジュリアーニ弁護士もトランプ陣営の法律関連の専門家として一枚噛んではいるのでしょうが、スイングステートでの選挙府営に関する公聴会での八面六臂の活躍やその他の訴訟関連の対応で忙殺されており、本件の筋書き全体を描いているとするのは、ちょっと担当外ではないでしょうか・・・
そこで浮上してくるのが、テキサス州、法律関係の専門家、しかも憲法問題に精通しているというあたりから、テッド・クルーズ上院議員あたりがトランプサイドに立って動き出したような印象も受ける今日この頃です・・・
このところ、テッド・クルーズ上院議員は髭を蓄えたりして、ちょっとトランプと大統領候補の座を争っていたころとは印象が変わっていましたが、そもそもベテランの有能な弁護士で大学で教えていたこともある法律の専門家であり、特に詳しいのが合衆国憲法であったということから、今回のテキサス州の絵図面を描くだけの実力と戦略構想力を備えている可能性は高いのではないか、ということになるのでしょうか・・・
ともかく、本件訴訟はジュリアーニ弁護士やシドニー・パウエル弁護士の訴訟が、もし最高裁に到達しても発揮出来ないような効果を、一瞬で確保するようなある意味魔法の呪文のような禁じ手的な要素もあり、ある意味では下手な非常事態宣言なんかよりも効果的に民主党、主流マスコミ、検閲IT企業などに対して打撃を与え、今回の大統領選挙の趨勢を変える可能性が高いかもしれません。
一連の流れとしては、
2020/10/27⇒⇒⇒最高裁判事にエイミー・バレットが就任
2020/11/03⇒⇒⇒合衆国大統領選挙
2020/12/07⇒⇒⇒一連の大統領選挙に関する問題の噴出を受けてのテキサス州の提訴及びトランプや各州の追随がワンセットになっていたような気もする今日この頃ですかね・・・
テキサス州のスイングステート4州への提訴棄却-2020/12/12午後追記
元々テキサス州のスイングステート4州に対する提訴に関しては、2020/12/12午前追記のような認識ではありましたが、その後連邦最高裁が以下のような判断を下したという情報が飛び込みましたな。
「テキサス州は他の州が選挙を実施する方法について、裁判で認められる法的利益を示していない」
従って当該訴訟を棄却するとのことのようですが、評決?!は7対2だったようで、新任のバレットに加えてカバノー、さらに予想通りロバーツ長官も棄却側についたようで、受理側はトーマス、アリートのみだったらしいですね。
これが、最初からジュリアーニ、エリスのラインからズバリこの線で最高裁に突っ込んだら、どうだったのか、と言う気はしますなあ。
まあまあ、しかし、法的な利益の直接当事者である大統領が、不正だけでなく、全般的な違憲を問う流れを作った方が早いような気がしますねえ。
ともかく、まだまだ今回のテキサス州の提訴に対しても最高裁が、正面から民主党陣営の選挙不正に向き合った印象は皆無なので、そろそろ本格的な最高裁の今次選挙に関する判断を聴きたいものですなあ。
尚、本提訴棄却後にテキサス州の共和党の指導者は、「17州と連邦下院議員106人が参加したこの訴訟を退けることで連邦最高裁は、州には違憲な行動が認められ、自らの選挙法に違反しても良いのだと表明した(中略)この決定は、立憲共和国としてのこの国の将来に、遠大な影響をもたらす。法を順守する諸州は団結して、憲法を守る州の連合を結成した方が、場合によっては良いのではないだろうか」とのコメントを出したしたということで、多少ながら南北戦争前夜の様相も出てきたやも知れませんかねえ。
Youtubeによる選挙不正動画への検閲強化とトランプ陣営の裁判の行方-2020/12/12夜追記
聴くところによると2020/12/08という、基本的には選挙人団が確定していないといけない日が経過したので、YOUTUBEが『現在確定している大統領選挙の結果を否定したり、覆すような内容の動画を一律に削除する方向で対応を始める』という動きに出てくるらしいですね。
これには、あのテキサス州のスイングステート4州への提訴の黒幕?!か、とも想定される髭のテッド・クルーズ上院議員が、激高してYUTUBEの動きを非難する動画が出回っています。
『私は左翼民主党の言論にはほとんど熱狂的なコミュニズムと狂信しか感じないが、私は彼らの言論の自由を尊重する。しかし、合衆国の国民の39%すなわち半数近い人々が今回の大統領選挙に何らかの不正を感じている今日、現時点で主流マスコミがたれ流す選挙結果に反するからと言って、それらの動画を削除するような検閲行為は絶対に許されない・・・』というような趣旨でしょうが、結構この時点ではっきりものを言えるのは頼もしい存在ではありますかね・・・
YUTUBEの検閲的姿勢に激高して吠えるテッド・クルーズ上院議員
しかし、今回のテキサス州のスイングステート4州提訴については、訴訟内容そのものの方向性は非常に優れた切り口だったと想定されますので、今回のように連邦最高裁が当事者利益を強調するのであれば、連邦最高裁にスイングステートの選挙運営に関する違憲状態を判断せざるを得ない状況を作り出すためにも、スイングステートの4州で同様な訴訟内容でかつ連邦最高裁が受理せざるを得ない要件を揃えて、対応するのが良いのかもしれないですかね。。。
ちなみに、今回の訴訟を連邦最高裁に棄却されたテキサス州は、早速合衆国憲法を踏みにじった4州の動きを擁護しかねないとして、連邦最高裁を批判するとともに、このような状況を見過ごすことが出来ないとのことで、各州に対して『憲法擁護連盟』の結成を呼び掛けたということです。。。なんでもテキサス州は独立志向が強い保守的な州でもあり、到底カリフォルニアやニューヨークを牙城とするような民主党左派とは相容れない気風を持ち、拳銃所持率も高く州兵の練度も全米最高クラスとのことで、まあまあ一朝事あるときには真っ先に決起しそうな風情はありますかねえ。
また、そういう意味ではトランプ・ペンスが、バイデン・ハリスを訴えたとされるウィスコンシン州の訴訟の行方が俄然注目される展開になるかもしれません。。。
ともかく、起死回生の一撃かと支持者の期待が膨らんでいたテキサス州の提訴があっさりと連邦最高裁に門前払いされた状況下では、トランプには支持者を何らかの形で安心させるための具体的な成果がそろそろ欲しいところでしょうか・・・
手詰まりな状況に追い込まれるトランプの取るべき手段とカフカの世界-2020/12/13追記
それにしても、現在のトランプを取り巻く現状は、一見して明らかな選挙詐欺の事実が先日のジョージアの不正投票監視カメラビデオ映像に映った内容も筆頭に山積しているにも関わらず、FBIなどの捜査当局からもほぼ追及されずに放置され?!、スイングステートでの公聴会で選挙不正の宣誓証言が引きも切らずに続いても主流マスコミは黙殺を続けて?!、バイデン陣営の得票数や当選、勝利に関しては、ほぼ一切の疑問の声すら聴こえて来ない、という状況になっている風情です。
さらに今回のテキサス州の訴訟では、普段あまり大っぴらにトランプに寄り添う姿勢を示してくれなかった共和党の100人を超える下院議員たちが、トランプ側に立ってテキサス州の訴訟の勝訴に向けて決起した!!と思った途端に、あっさりとトランプが指名したカバノーやバレットまでもが反対票を投じて、提訴が棄却されるという憂き目を観ました。
ともかく、アメリカという民主主義と人権擁護、人身保護、個人の権利の尊重を重んじ、『人民の人民による人民のための政治』の根拠地とされる場所で、『明白な選挙不正が横行し』、『現職大統領や政権の情報発信者の発言が検閲され』、『主流マスコミもその報道姿勢は反トランプでバイデン政権樹立に向けて猪突猛進で』、『Google、Facebook、Twitter、YouTubeなどもバイデン勝利に向けて検閲や情報操作に血道をあげており』、遂には『最後の砦かとも思われた司法を司る連邦最高裁もあてになるかどうか非常に怪しいさまが散見される』ようになってきました。
これはある意味では、不条理であり、まさにカフカの世界を連想させるものがあるのではないでしょうか・・・『変身』というよりも『審判』の世界のような突如として自分を取り巻くすべての世界がひっくり返る恐ろしさも感じられる風情が出てきつつあります・・・
そういう意味では、今年は新型コロナの世界的な流行を踏まえて、カミュの『ペスト』やボッカチオの『デカメロン』が再流行しているようですが、アメリカの状況を観ればやはりその不条理さを踏まえれば、カフカも読まなければならないだろう、ということになりましょうか・・・まあまあカフカはナチスの台頭や共産主義の支配、すなわち20世紀のファシズム体制、ナチスドイツ、スターリン体制、毛沢東とその一派による中国共産党の支配を予見していたとも言われていますが、まさかまさかの展開で21世紀のアメリカで本格的なカフカ劇場の幕が開くとは誰も予想しなかったでしょうか・・・そうでもないか・・・
トランプにとっては、そろそろ打つ手が手詰まりになってきているのかもしれないのですが、このまま連邦最高裁ルートが完全に閉ざされるということになると、残る手としては『一つには憲法第二章の規定に基づき州議会が選挙人団を選出するという方式と憲法修正12条に基づきどちらも過半数に達しなかった場合の下院で各州単位で決選投票を行う、という憲法上の規定による大逆転を狙う』か、あるいはリンカーンが南北戦争時に行った強硬手段も先例にしながらの『限定的戒厳令に基づく緊急対応か』、という二択になるでしょうか。
トランプの性格からして、リンカーン方式の場合に、いきなり民主党幹部や主流マスコミ、IT大手を一網打尽にするのではなく、『手作業ベースの厳密な監視の下での再選挙を選択する』ような気がしますね・・・
そしてそのリミットは本来は2021/1/20と言いたいところですが、やはり世論の納得を得るためにはどちらかというと選挙人団の投票結果が出る2021/01/06の開票前が望ましいでしょうか・・・
そうしないと、今度はトランプの動きが『当に政権簒奪のクーデターである・・・』として全世界から糾弾されかねなくなるので、非常に危険な賭けということになるでしょう。