本ブログにおける帝国としての中国分析の視点と方針

2022年1月13日

 

帝国としての中国分析の目的

本ブログでは、主として以下のような問題意識を踏まえて、「中華世界」を「帝国」と言う観点を手掛かりに分析して論旨を展開した。
①清帝国は何故中華帝国の領域を大幅に拡大出来たのか?
②中華民国は何故完全に分裂、崩壊せずに生き延びられたのか?
③中国共産党は何故「中華世界の大一統」を再現出来たのか?
本ブログでは、「中華世界」が、辛亥革命前後あるいは新民主主義革命前後での表面的な政治体制の断絶を乗り越え、辛亥革命以前の「清朝」時代から、辛亥革命後に成立した「中華民国」を経て、国共内戦後に成立した「現代中国」に至るまで「本質的に”帝国”としての実体を保持」していることを確認することを目指して取り組んだ。

本ブログで主として取り扱う範囲としては、「現代中国」に直結する「中華領域の拡大」と「多民族国家の実現」を達成した「清朝極盛期」から「中華民国」を経て、現代の「中華人民共和国」までを対象とした。

本ブログの内容

「帝国」の定義

本ブログで取り扱う「帝国」の概念は、以下の3要素を満たすような政治体制と定義する。
①異質の民族的な基盤を持つ行政的、領域的な組織を、宗主国と植民地、中心と周辺、中心と辺境という関係を基盤として、中央の集権的権力の下に統合する政治システムを持つ(1)
②異民族を統治、統御する政治システムの内部では、民族的相違を基に複数の領域に分割され、階層的な秩序が形成され、周辺部では間接的な支配が行われている(2)
③内部における支配と被支配の関係が、「強力な中央統治機構を備える中心」「中心の影響を受ける周辺」及びその両者を結合する「政治的要素、経済的要素、イデオロギー的な要素」の三者で形成されている(3)

帝国論の観点を踏まえた中華帝国の位置付けの検討

本ブログでは、最初に「中華帝国」が「帝国論の類型」としては、どのようなパターンに当て嵌まるのかを検討した。併せて、「帝国論」の動向を踏まえて、冷戦崩壊以降急速に顕在化した、グローバリゼーションの進展やインターネットの発達をベースにした「世界帝国としてのアメリカ」の実態を分析し(4)、さらに近代の帝国主義やウェスタンシステムの世界への拡大の尖兵となった「国民帝国」の実態を批判的に検討(5)した。

基本的には、「中華帝国」の位置付けは、「モンゴルや大英帝国のように時代と世界動かす超広域パワー」とは言えないが、清朝による西部、北部への征服活動の成功以前の「秦漢、隋唐、明」に関しては概ね「広大な領域を支配する文明圏単位の巨大国家」と言える存在であり、「魏晋南北朝、五胡十六国、宋」に関しては「地域覇権国家」の類型にあてはまる(6)と捉えている。

その後の康煕帝、雍正帝及び乾隆帝時代の征服活動の成功により18世紀半ば以降の清朝は実質的に「広大な領域や異民族を支配する文明
圏単位の巨大国家」となった(7)と認識している。

本ブログでは、このような「中華帝国」の位置づけに関する前提を踏まえて、「中華帝国」の歴史を貫く「統治イデオロギー」を検討した。
このうち「大一統」の概念は、「春秋公羊伝」で「”春秋”の状況が文王以来の王道によって”大一統”されるべきこと」とされたのが初出であり(8)、紀元前二世紀に前漢の董仲舒が、この一節を踏まえて、「天人三策」において「一統は、天地の常、古今の道」と述べて、「大一統」を武帝に「中華帝国」の理念として提言した(9)が、この時以来、「大一統」が中華世界支配の必須要件(10)となった。
さらに董仲舒によって、「大一統」「天下思想」「儒家正統」が一体化し、「中華帝国」の統治イデオロギーとして理論化、体系化され、清朝崩壊まで一貫して継続されてきた(11)。

現代の中華人民共和国においても「儒家正統」の指導イデオロギーの地位は、マルクス主義や毛沢東思想等に変化してきてはいるものの、ベースとなる「大一統」や「天下思想」の根本のの在り方は、大きな変化を受けていないのではないかと認識している。

さらに「中華帝国」に関して、時代を超えて繰り返し観察される王朝交替の流れを循環論的に検討し、特に「大一統」が成立し得なかった「魏晋南北朝時代」中心に「中華帝国」の特徴及び、その特殊性を明らかにした。すなわち「中華世界」における、王朝交替の流れは、魏晋南北朝時代や五胡十六国時代以外は征服王朝も含めて、大帝国が大一統と崩壊を繰り返す傾向が有り、特に崩壊から大一統の回復に至る過程がスピーディーな為に分裂割拠状態が常態にならなかったことを確認(12)した。

「中華帝国」の連続性を踏まえた分析対象としての3つの時代の設定

「中華帝国」の連続性と言う観点を重視し、主たる分析・検討対象として以下の三つの時代を設定することで、「中華」の衰退と復興過程について、その歴史的特質と構造を浮き彫りにすることを試みた。

本ブログで採用した「3つの時代設定」とは以下の通りである。
①中華領域の劇的な拡大を実現し、現代中国領域を確定した「清朝」の極盛期
②アヘン戦争から辛亥革命を経て中華人民共和国成立に至る「近代中国」の混迷期
③中華人民共和国成立以降の中国共産党による「現代中国」の復興期

中華領域の劇的な拡大を実現し、現代中国領域を確定した「清朝」の極盛期

近代以前の「中華帝国」の到達点としての「清朝」について、以下の二つの観点から分析・検討を加えた

第一に「清朝」以前の中華帝国の枠組みの中で把握しうる「征服王朝」としての成り立ちや中国本土の統治方式を包括的に取り上げた。
ここでは最初に、大明帝国及びそれ以前の中華帝国がその実現を切望しながら成しえなかった、中華帝国領域のモンゴル、新疆、チベットへと拡大し、概ね安定した支配を実現した有りようを検討した。(13)
さらに、「大清帝国」以前の中華帝国の枠組みを超える拡大された中華帝国版図の支配の根幹であり、「大清帝国」の「征服王朝」としての特徴でありキャッチフレーズでもある「華夷一家」の思想について雍正帝の「大義覚迷論」に関する分析を通じて、儒家正統を強調して清朝の正統性を問題にする漢人の士大夫層のへの理論武装とその体制への取り込み過程を明らかにした。(14)

第二に、「清朝」以前の中華帝国の枠組みでは把握しえない「中華領域の大幅な拡大の実現要因」と「拡大した中華領域の統治構造とその原理」を取り上げた。
ここでは、チベット・モンゴル・新疆地域等の藩部に対する理藩院による統治を分析しつつ、中華領域の拡大とその安定を実現した宗教政策や経済支援策、五族協和の理念、特に「転輪聖王」の再来としての仏教の保護者としての立場の重要性に検討を加えた。(15)
清朝極盛期を彩った乾隆帝時代の征服地域は、同時代のロシア帝国や大英帝国の征服活動に匹敵する規模であり、またその領域を現代に至るまで維持する基礎を確立した、その帝国運営の成功要因は、検討の価値が有るとの観点から、理藩院による藩部の統治の在り方を子細に検討した。(16)

アヘン戦争から辛亥革命を経て中華人民共和国成立に至る「近代中国」の混迷期

同時期に崩壊したオスマン帝国の状況も交えながら辛亥革命の意味と中華民国期における克服すべき課題を中心に分析検討を加えた。

第一にオスマン帝国の崩壊を主として支配下地域での民族主義運動の激化と帝国統一原理と力学の喪失という観点から捉え、「中華帝国」とは別の道を歩み、近代の波に飲み込まれ、西洋の衝撃に対処し切れなかった帝国の例として検討した。(17)
第二に「辛亥革命」の論理とその歴史的意味を検討する中で、特に「清朝」の崩壊が「中華帝国」の崩壊に直結しなかったという論点について、「天命思想や天下主義の動揺を踏まえた中華帝国の世俗化」「中華民族国家を目指す辛亥革命の論理」「袁世凱支配を逆説的に捉えることで浮かび上がる辛亥革命と帝国性の継続」検証した。(18)
第三に中華民国は、「①列強の半植民地化」「②前近代的身分制」「③分散・隷属経済」「④地方割拠的分裂」「⑤構造的内戦」「⑥国民意識の未成立」と言うような未解決の課題を抱えながらもオスマン帝国のように「国民国家」毎にバラバラに解体することなく統一を保ち、日本帝国主義との戦いにおいても圧倒的に劣勢ながら最終的な敗北を喫することなく生き延びて「中華帝国」の命脈を繋ぐことに成功した。このような観点も踏まえて「大清帝国極盛期」と「現代中国」を繋ぐ「辛亥革命」及びその成果の結実として誕生した「中華民国」は、「中華最大の危機」を乗り切り復興に至る道筋を付けた、その役割と歴史的な有りようを明確化した。(19)

尚、アヘン戦争以降の辛亥革命に至る清朝後期の情勢を概括し、「清朝」ひいては「中華」の衰退や、その対抗としての改革・復興に向けた動きを「変法思想」や「洋務運動」を中心に跡付けることについては、今後の検討課題と位置づけている。

中華人民共和国成立以降の中国共産党による「中華帝国大一統」の再現

中華民国期の国民党から、ほぼ同様に困難な政治状況を引き継いだ中国共産党が、短期間に「中華帝国大一統を再現」した有り様と、その「帝国的秩序の死守」を目指す葛藤を取り上げた。

第一に1949年10月に成立した中華人民共和国による中華帝国大一統の再現について検討した。ここでは、中国共産党が、中華民国時代から引き継いだ「軍事的な割拠」「政治的分裂傾向」「統一的な経済政策の不在」「国家の正統イデオロギーの不在」等の危機的課題への対応として、「軍事における人民解放軍による一元的な支配体制の確立」「政治面における中国共産党の一元支配体制の確立」「経済の工業
化、計画化」「共産主義、毛沢東思想による正統イデオロギーの一元化」等を推進し、一定の課題解決と体制安定の実現を観る過程を跡付けた。さらに「現代中国の民族観、国家観」と「欧米の国民国家観を中心とする国家概念」との連関性や相違点も明らかにした。(20)

第二に儒家正統に替わるイデオロギー確立に向けた運動として、建設的な評価の少ない「文化大革命」に関して、「中華帝国大一統と王朝交替による体制刷新の原理」を援用しながら、既存秩序や体制の歪みを大規模な物質的破壊と政治体制の解体により実現してきた「王朝交替期の農民大反乱」とも比較しながら、その「功」の部分の評価の可能性について検討した。(21)

第三に「現代中国」を震撼させた「天安門事件」について、「中華帝国」の維持に向けた中国共産党の強い意志と決断と言う観点から検証した。強力な皇帝権力と統一的な官僚機構を持ち、理藩院を通じてモンゴル・チベット・新疆と言う新領域まで安定的に支配した大清帝国が、列強の圧迫の中で辛亥革命で瓦解し、中華的天下の分裂・崩壊や統一的価値観の分散化と言った亡国の危機が現出したが、中華人民共和国の成立とその後の中国共産党による強力な支配の推進でそれらの危機的状況が止揚された、という論点は「中華帝国」の復活の主体としての中国共産党の「帝国維持」に向けた強い自覚と決意が顕在化したものと言えよう。
また1980年代を通じて胡耀邦・趙紫陽を中心とする改革開放路線で自由な空気が広がっていた中でも、「中華帝国」の国家意思の主体は揺らいでおらず、改革開放路線を一時的に頓挫させ、海外からの批判を顧慮しても「中華帝国」の生命線を維持するため守らざるを得ない一線が存在することを明確化にした事案であった。
このように「天安門事件」は、普段は剥き出しにされない「中華帝国」の正体・実相の一端が白日のもとに晒されたという意味で非常に興味深い事案であり、今後も検証を進めて行きたい。(22)

第四に同じ中華民族の統治する台湾における全面的な民主化の実現が、中華人民共和国に付き付けた問題に関して、検討した。中華世界においては、賢人によるエリート支配が有史以来継続してきており、民主主義の芽が出てくることが無かった中での、台湾民主化のインパクトの大きさとその意義を跡付けた。(23)

まとめ

本ブログのまとめとして、当初に掲げた3つの論点に対する回答を今回の研究成果を踏まえて記述し、最後に今後に向けた研究課題を提示する。

清帝国は何故中国の領土を大幅に拡大出来たのか?

この点に関しては、清朝の征服王朝としての成り立ちとして、満州族だけでは漢族を十分に有効に支配するだけの人的な資源を持っていなかったために、モンゴル族との緊密な同盟関係を必要としたことが、その誘因として挙げられよう。(24)
すなわち、モンゴルの持つ騎馬軍団の軍事力を完璧に味方につけることが、満州族の平和にとって必要不可欠の条件をなしていた、と言うことがあり、この方針を貫徹するために、モンゴル族が信仰するチベット仏教を押さえる必要が生じ、かつ新疆方面を確保してモンゴルとチベットへの支配を安定させることを目指したのであった。(25)
この際の清朝の領域統治政策の特長は、中華内地と藩部を分離して統治したことであり、帝国の版図を二分する本格的な一国両制の運用は、大清帝国極盛期においては、非常に有効に機能していたと言えよう。(26)

中華民国は何故完全に分裂、崩壊せずに生き延びられたのか?

この点に関しては、中華民国が中華世界大一統の幾つかの要件を辛うじて満たすことで、完全な分裂、崩壊を回避しながら、大一統の条件を完璧に備えていなかったために、非常に不安定な存在に止まることとなった、と言う結論である。
中華世界大一統の要件とは、「統一的な信仰とでも言うべき絶対的価値観が確立している」「絶対的価値観を共有する社会階層が存在し、指導的な中核が形成されている」「絶対的価値観を共有する社会階層により管理される郡県制により集権的に社会を支配している」と集約出来よう。(27)
中華民国においては、このような中華世界大一統の要件を、絶対的価値観に関しては「三民主義」、指導的中核の形成に関しては「国民党一党独裁」、集権的権力の形成に関しては「”訓政”や”以党治国”による中央集権国家の確立」と言う形で整備しようとして、一定の成果を挙げた、との認識である。(28)

中国共産党は何故「中華世界の大一統」を再現出来たのか?

この点に関しては、 でも取り上げた中華世界大一統の要件を中国共産党が見事に満たすことに成功したことが、その原因として挙げられよう。
これは、以下のような6つの要素を中国共産党の支配体制が貫徹することにより達成された。(29)
①「社会主義と言う絶対的価値観に基づく中国共産党の統一的な支配と中央集権化した国家体制の確立」
②「反植民地状態から自立した社会主義計画経済体制の確立と工業化による産業強化の実現」
③「中国共産党により絶対的に支配され、社会主義政治教育の徹底した人民解放軍による軍閥割拠状態の解消」
④「日欧米列強からの侵略や反植民地化状況を打開した、独立した主権国家の再建」
⑤「中国共産党による上からの動員を基調とした人民大衆の政治的自覚の覚醒と政治参加による国民国家意識の創生」
⑥「農民の平等への希求の汲み上げと農奴的身分からの解放の階級闘争による達成」

今後の研究課題~「中国」の価値観の普遍性獲得に向けた展望~

かつて「中国の価値観」は中華的な天下における唯一絶対の価値観として君臨していたが、近代以降はその価値観は「相対化」し、最終的には「地に堕ちる」とでも言うべき結末を迎えて失墜した。
今日、経済を中心に政治的な影響力も増大させつつある中華世界が「グローバルに拡大した新たなる天下」において、普遍的な価値観を確立し、再び天下に君臨する可能性が存在するのかを以下のような観点から検討していきたい、と考えている。
①「経済的覇権」の移動から「政治的覇権」の移動に向けた本格的な中国の挑戦は始まるのか?
②改革開放や経済の資本主義化が進展し、社会主義思想や毛沢東思想の根幹が揺らぐ中での、中国の新たなる正統的価値観獲得に向けた模索の行方はどうなるのか?
③西洋近代文明の行き詰まりの中で中国が新たな文明の在り方を世界に発信出来る可能性はあるか?
<参考文献>
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第三章 大動乱と社会の崩壊
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Posted by PhD Augustus