アメリカ,中国,EU,イスラムの帝国的本質と統治構造!

ご訪問ありがとうございます。このブログではトランプ時代を迎えた世界の緊迫した情勢を「帝国」をキーワードに取り上げて様々な角度から分析しつつ、アメリカがアメリカファーストに走る状況下での戦後日本の総決算を筆頭に中国、中東、欧州の戦略の在り方を検討しようと試みております。このブログを通じて世界情勢や歴史に関する問題意識や知的好奇心を共有出来れば嬉しく思います・・・それではごゆっくりお過ごしください・・・

ラストバタリオン予言とトランプのバノン主義的国家戦略の謎!

ラストバタリオン予言とトランプのバノン主義的国家戦略の謎という観点でトランプ政権の分析を進めていますが、トランプが解体しようとするアメリカを支配する既存エスタブリッシュメントの牙城及びそれに連携する民主党、マスコミなどの世論操作の最後の切り札はニクソンに引導を渡したウッドワードであるということは何となく見えてきたような気もします。やはりというべきか今回も郵便投票の増加を考慮すれば多少早まった有権者の投票判断の最終的かつ決定的なタイミングで、新型コロナのアメリカでの蔓延に関するトランプの「微妙な判断」を断罪する大統領本人の証言と録音内容がウッドワードから提示されてきました。
私としては、このタイミングでこのような証言を提示してくるウッドワードの良心やジャーナリスト魂そのものに疑問を呈さざるを得ないところではあります。もし、それほど大統領の自分とのインタビューでのコメントと記者会見でのコメントに矛盾があったならば、その瞬間に近いタイミングで真意を確認すべきでしょうし、それほど重大な隠ぺい??をジャーナリストが痛感したならば、犠牲になる国民を放置してまで大統領選挙での勝敗を決する今のタイミングまで公表を遅らせるのは、当に良心的なジャーナリスト失格でしょう・・・
さらに、そこまでして、あるいは国民を犠牲にしてもトランプを排除するためになりふり構わず行動するのが、エスタブリッシュメント=民主党=旧体制の御用マスコミなのか・・・と言う恐怖に似た感情を覚えるのは私だけでしょうか?!
これでは、中国共産党=習近平指導部の香港に対する対応や南シナ海での横暴を笑っていられないような気もする今日この頃ですかね・・・

ちなみに、中国が新型コロナ感染拡大のために延期していた全国人民代表大会=全人代でほぼ抜き打ち的に、香港の一国両制を完全に覆しかねない「国家安全法」に関する決議を採択したことで、トランプは待ってましたとばかりに香港への優遇政策の取り消しを表明し、併せて機密情報の中国への流出への関与が疑われる一部留学生の退去に向けて動き出しました。

トランプ政権の特徴としては、歴史的にこのような巨大な事案に遭遇した時のアメリカは、「911同時多発テロ」発生時などのように一定期間それなりの国論の一致団結が観られることが多かったにもかかわらず、間髪を入れないようなタイミングで白人警官の黒人男性殺害事案が発生したため、街頭に怒りの民衆が溢れて暴徒と化したのが香港ではなく、全米各地のマイノリティの不満が鬱積した地域だったということで・・・
さらにニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスといったアメリカの中枢でも大暴動が発生し、州兵が動員される事態に陥っているのは唖然とするばかりです・・・

さらに、トランプのTwitterアカウントは、トランプ本人が暴力を助長するコメントをツイートしたということで警告の対象となり、さらにそれに対抗してトランプ政権側がSNS規制の法案に署名するなど、益々混乱の度を増している情勢です・・・
ちなみに、Twitterはトランプの暴力助長的コメントに規制をかけたものの、facebook側は同じコメントをそのまま掲載し続けるなど対応が分かれていて興味深いですね・・・

ちなみに、トランプは新型コロナ感染拡大に関しては、中国の洞窟に巣食う蝙蝠が武漢の市場で取引された家畜に新型コロナを感染させ、それが全世界に瞬く間に拡散したという基本的な構図を超えて、トランプ政権は武漢のウィルス研究所から流出した中国による一種の細菌テロを匂わすような言辞を繰り返しています。
これなどは、当に反中姿勢を明確にするラストバタリオンの巨魁=スティーブン・バノンのシナリオを、そのまま踏襲する展開となってきていますね・・・

米中対立は、大枠では香港及び中国本土の少数民族への非民主的抑圧の排除に向けた動きとハイテク覇権を巡る争いが特に顕在化している印象がありますが、中国本土の少数民族問題はともかくとしても、香港の一国両制の事実上の廃止を巡る問題は米中だけでなく英中、あるいは周庭(アグネス・チョウ)氏の逮捕も絡んで政治には無関心のはずの日本の中核勢力たるヲタク層も巻き込んで珍しく日中対立の要素もはらみつつ大枠ではトランプの目指す?!西側対中国の対立の様相も呈してきました。
またHuaweiの先端的な5G技術覇権阻止あたりから顕在化した米中ハイテク闘争も5Gを巡る争いに止まらずtiktokの中国本社からの切り離し圧力やHuawei及びその関連製品の西側市場からの排除など当に保護主義の最前線の戦場の有り様となってきました。

さらに、新型コロナ対応でもトランプはアメリカファーストを地で行く対応ぶりであり、国内の困窮者対策は比較的手厚いものの、同盟国や困窮国への支援や新型コロナ対策への国際的なリーダーシップは皆無という風情なのは印象的です・・・

新型コロナウィルス関連である段階までは中国・武漢を中心とする対岸の火事と見られていたのが、あれよあれよという間にイタリアから欧州を席巻し、今やお膝元のアメリカが世界最大の感染者を抱える状況となったトランプ大統領ですが、このところtwitterメッセージだけでは足りないと悟ったかのように連日ブリーフィングに記者会見と別人のように既存メディアを活用する戦術に転換したようです。。。
それにしても、2兆ドルの新型コロナ対策を直前まで不倶戴天の敵だった民主党も巻き込んで瞬時にまとめ上げて執行の手はずを整えた辺りは、流石は危機に団結するアメリカの国民性か、トランプ本人の手腕かは何とも言えませんが、スケールの大きな話ではありますが・・・

また、トランプ=ラストバタリオンを論証する観点からすれば、トランプが封鎖解除、産業再開に向けて各地で行われているデモや世論を記者会見やtwitterで煽り、しかもそのデモ隊がトランプ派の中核メンバーが動員されてやっていると言う事実があります。
これは、WHOやCDCが未だに新型コロナ感染拡大を警戒すべきとの見解を示す状況下での超大国の最高指導者としては、異様で極めて怪しい言動と言わざるを得ないでしょう。
さらに、注目すべきは、何故かこの国家危機とでも言うべき新型コロナの災厄の真っ只中にも関わらず、アメリカの国防総省が場違いとも言うべき、いわゆるUFO=未確認飛行物体の映像を公式に発表したことでしょう。当にこんな時にどうしたの?!と言う感じですが、トランプ政権の正体=ラストバタリオンと言う全般的な構図からすれば、やっぱり来たか?!と言う風情にもなってくるところではあります。

それにしても、世界経済の脆弱性を浮き彫りにした新型コロナのあまりにも急速な蔓延と異様に効率的な破壊力は、たまたま現在NHKのBSプレミアムで日曜日の2100に放送されている「ヘチ」の疫病と陰謀のエピソードも想起されるものがあり、まさかこれがラストバタリオンの攻撃の一環じゃないよね?!と真顔で不安にさせられつつある今日この頃ではありますかね。

ちなみに、新型コロナ問題の直前までのトランプ周辺は、民主党の党利党略が見え見えで、到底政権を揺るがすとは考えられなかったウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判もモルモン教徒と言われるロムニー議員の造反?はあったものの、問題なく上院での無罪の評決を勝ち取り、既により危険度が高いと見られ発足当初からトランプ政権の足枷となっていたモラー特別捜査官のロシア疑惑捜査は既に完結し、結論的には民主党及び抵抗勢力が期待していたトランプ政権がクロと言うような判り易い内容は出てきませんでした。これらの結果を受けて既にトランプ陣営は大統領選挙での再選の祝杯準備に入りつつある心境かもしれません・・・
少なくとも、異様に楽観主義的でポジティブな考え方の持ち主とされるトランプ大統領本人は、大統領再選を確信したのではないかと思います。

思えば、トランプ大統領を巡る政治的な争点が思わぬ方向に展開し、反トランプの抵抗勢力が切り札と期待していたモラー特別捜査官=ロシア疑惑の線からではない方向から弾劾に向けた動きが出てきた時には流石に一大事かとも思われましたが・・・
次期大統領選の有力なライバルと目されるバイデン前副大統領及びその子息が、オバマ政権当時にウクライナの利権を貪っていたことを捜査せよ、との圧力をトランプ氏がウクライナの現職大統領にかけた上、その見返りに軍事面等で援助を拡大することを持ち掛けた、と言うウクライナ疑惑には、これまでロシア疑惑に絡んだトランプ大統領弾劾に終始及び腰だった民主党のペロシ下院議長も飛び付き、あわよくば弾劾は無理でもトランプ氏の支持率低下、ひいては民主党の政権奪還に賭ける動きに出たものでしたが・・・

ともかく先年これまでのトランプ政権内幕暴露本とは別格の信憑性を持ったニクソン大統領を辞任に追い込んだとされる「大統領の陰謀」を暴いた一人のボブ・ウッドワードの「Fear: Trump in the White House」が全米で発売され、初日に90万部を完売したとされていますが、この中に記載されている内容を子細に検討すれば、トランプ大統領が「アメリカのエスタブリッシュメントに揺さぶりをかけ、世界を混乱の渦に巻き込もうとしている」ということは間違いないような気はします・・・

これまでのところトランプがアメリカのエスタブリッシュメントに正面から闘いを挑んできている一連の政治行動に対抗して、ニューヨークタイムズが既に時効でこれまでにも語り尽された感のあるトランプの脱税や父親からの相続の問題を蒸し返したり、ワシントンポストが昔の名前で出てきた訳でもないんでしょうが、当に満を持してウッドワードのいわゆる「これまでにない信憑性の非常に高いトランプ政権内幕暴露本」を中間選挙などの政治的な節目節目でせてぶつけてきていた、とも言えるのでしょうが、これらの動きもトランプに致命的な打撃を与えることは出来ませんでした。

今後のアメリカ政治の見どころの一つは、これらのエスタブリッシュメント陣営の大攻勢に対して、トランプ=ラストバタリオン陣営がどのような反転攻勢を行って、中間選挙の結果を踏まえて下院の過半数を制した民主党の攻勢を凌ぎ大統領選挙での再選を勝ち取れるか、というところではありましたが、民主党やリベラル系乃至エスタブリッシュメント側勢力の攻勢もこのところ迫力を欠いており、ウクライナ疑惑では虎の子の切り札だったバイデン氏本人が槍玉に挙がる諸刃の剣の状況もあり、結局はトランプ陣営有利に決着しつつあるようです・・・

ともかくこれまでにトランプ大統領は、既にラストバタリオンの正体を白日の下にさらけ出したかのように、盤石を誇っていたアメリカの支配構造を根底から覆すような言動を繰り返してきましたが、2018年春の段階で手の平を返したように不倶戴天の敵と思われた金正恩との首脳会談の設定を行い、返す刀で穏健派で政権を安定させていた要素とも観られたティラーソン国務長官、マクマスター国家安全保障担当補佐官を解任し、自らの意向を反映し易いかなり過激な方針も厭わないとされるポンペオ、ボルトン両氏(ちなみに、ボルトン氏は既に解任されより動かしやすい米国務省のロバート・オブライエンが後任)を後任に据えました。
その後は、北朝鮮と融和しつつ、中国とは貿易戦争から遂には「封じ込め政策」あるいはペンス副大統領や反中国四天王と呼ばれるポンペイオ国務長官らの演説を読み解いた先には、明確にロシアとの冷戦以上に本質的な文明間闘争ともなりかねない、米中の世界覇権争いがスタートしつつあります。またモラー特別捜査官の捜査結果を嘲笑うかのようにロシアのプーチン大統領への融和的な姿勢も目立ち始めました。
こうしてみると、トランプ政権の施策は訣別したはずのバノン路線がより本格的に復活してきた印象が強くなりますが、全般的には当にトランプ大統領独裁政権の完成間近の様相とでも言うべき展開も感ざるを得ないところです。そういう意味では、政治的にはバノン氏は、既に復権を果たし、トランプ大統領再選のシナリオを練り上げ、その再選戦略を完成してトランプに承認され、トランプ政権はそのシナリオ=再選戦略に基づいて動き始めている、とも言えるかも知れません。
このあたりへのエスタブリッシュメント側の反撃としては、効果はともかく郵政公社の監査部門が主導権を発揮してスティーブン・バノン本人をメキシコ国境壁建設の資金集めを巡る郵便通信関連の詐欺罪で逮捕されるという一幕もありましたが、直ちに保釈されており事件の性格は異様に違いますが、熱狂的な支持者から見ればどちらも痛くもかゆくもない事案ということになるのかもしれませんかね・・・

そもそもトランプ大統領は、就任以来アメリカの分断を助長し、特にリベラル派やマスコミの神経を逆撫でするような言動を故意に強調してきたような節がありますが、南軍のリー将軍像撤去をめぐる混乱に関して、アメリカの政治指導者が避けてきた白人至上主義に同情的で、リベラルなデモ隊と白人至上主義団体を同列視するようなコメントを行い、世論やマスコミを敢えて激昂させており、国民統合の象徴としての資質については疑問視せざるを得ません。
このような言動は、到底これまでの合衆国大統領では有り得ないものですが、トランプ大統領の動きの背後には、ヒトラーの予言したラストバタリオン的な計算され尽くしたアメリカ解体劇が隠されているのかも知れません!?

そういう意味では、トランプ関連の真の疑惑は、ロシアンゲートやウクライナ疑惑などという皮相的で卑小な構図ではなく、UFO問題や南極大陸の地下基地や南米の秘密基地を巡る非公開情報問題、ひいては第二次世界大戦の幕引きを巡る米ソの非公開機密情報問題まで包含したラストバタリオンゲートとでも言うべき壮大なナチスドイツやヒトラーにまつわる非公開機密情報事案とトランプ政権との関連にあるような気もする今日この頃です。

1.アメリカを混乱に陥れるトランプ大統領の言動?
1)アドルフ・ヒトラーが予言したラストバタリオンとは何か?
2)アメリカのパンドラの箱を開け放ったトランプ大統領の出現
2.トランプ大統領の目指す偉大なアメリカ復活の先にあるもの
1)トランプ大統領の選挙スローガンに出てくる偉大な頃のアメリカの状況
2)徐々に浸食される白人男性優位のアメリカ社会の変貌とトランプ氏勝利の連関
3.トランプ大統領の実態は、アドルフ・ヒトラーの予言したラストバタリオンである
1)トランプ大統領は本当に「偉大なアメリカを復活」させる気があるのか?
2)トランプ大統領はアメリカを弱体化させるための「草」としてのエージェントかもしれない?
3)メキシコ元大統領が遂にトランプ大統領とアドルフ・ヒトラーの類似性に言及
4)トランプ政権誕生にロシア・プーチンだけでなくヒトラーのラストバタリオンも関与?
5)アドルフ・ヒトラーのラストバタリオン予言の実現を急ぐかのようなトランプ大統領の異様な言動

1.アメリカを混乱に陥れるトランプ大統領の言動?

1)アドルフ・ヒトラーが予言したラストバタリオンとは何か?

第二次世界大戦末期の1945年に、かのアドルフ・ヒトラーがラジオを通じて最後の演説を行った中で非常に気になる用語に「ラストバタリオン」というのがあり、そこでは当時「ドイツを東西から挟撃していたソ連とアメリカが、ある程度時間が経過すると仲違いして争い始める」ことを予想し、「その争いの中でラストバタリオンたるドイツの軍団が決定的な役割を果たし、最終的な勝利を手にする」というような発言をしている、と聞いたことがあります。
このヒトラー最後の演説は、非常に聞き取りにくく、文章に起こすのも大変なようで断片的にしか伝わっていないようですが、少なくとも演説の中核としての「予言」は、第二次世界大戦に間もなく勝利するであろう米ソ間で発生する争いの間隙を突いてドイツのラストバタリオン集団が出現し、世界の混乱を助長しつつ最終的な勝利が約束されている、というように受け取れるのではないかと思われます。

2)アメリカのパンドラの箱を開け放ったトランプ大統領の出現

さてNHKのBS1スペシャルに「ザ・リアル・ボイス~ダイナーからアメリカの本音が聞こえる」という番組があり、トランプ大統領の出現についてアメリカ国民の本音をアメリカの大衆食堂に集う普通の市民から聞いて回るという内容で非常に興味深いレポートになっていました。その中で「トランプの言う偉大なアメリカの復活というスローガンの中に人種差別の復活や社会の融和に逆行する強いメッセージが含まれており、トランプが大統領になることでアメリカ社会に不可逆的に亀裂が発生してしまった」という話がありました。
すなわち、トランプ大統領は選挙戦を通じて、さらには大統領就任後も一貫して、第二次世界大戦後のアメリカ社会が進歩?として封印あるいは少なくとも表面には出さずに来た、差別意識や人種、男女間、移民等への複雑な感情の渦を再び解き放ち、パンドラの箱を開けて混乱を撒き散らしている、ということは間違いないようですね。
そのことは、アメリカ全土を覆う数百万人を数える反トランプデモでも、立証されているような気がします。
首都ワシントンのホワイトハウスの直近のエリアも含めて、全米で数百万人の反政府デモが行われて市民が積極的に参加しているというのは、歴史的社会的環境は大幅に違い、一概に比較は出来ないことは言うまでもありませんが、1989年の天安門事件当時の中国の混乱時をも上回るような規模であることは事実です。

2.トランプ大統領の目指す偉大なアメリカ復活の先にあるもの

1)トランプ大統領の選挙スローガンに出てくる偉大な頃のアメリカの状況

トランプ大統領が政権の最大の公約として連呼する「Make America Great Again」でイメージされている1950年代のアメリカは、確かに第二次世界大戦に勝利し、好景気に沸き経済も圧倒的に優勢で、アメリカ車も理想のクルマとみなされる絶頂期であったが、社会的には根強い差別感情が底流に(あるいは表立って)存在し、白人至上主義とまでは言えないものの、白人でしかも男性が圧倒的に優遇され大手を振って闊歩していた時代であった、ということになるようです。
逆に言えば、そのころは黒人も女性も新しくアメリカに入国してきた移民たちも、肩身が狭く厳しい差別に晒されて不自由で窮屈な暮らしを余儀なくされていた、ということになるといえましょうか。
今回、トランプ氏が大統領になって、反射的に?反トランプデモが全米を覆うようになったのは、「50年代の偉大なるアメリカ」当時の肩身が狭く窮屈な暮らしを思い出したり想像したりして、現時点では自由や伸び伸びと溌溂とした生き方を実現しているような人々が実感として、トランプ大統領の導こうとしている「偉大なるアメリカの時代」への拒絶意識を表明している、ということになりそうです。
そして、そのあたりを強調するリベラル派やマスコミに敢えて鉄槌を下すようにリベラル系のデモ隊と白人至上主義団体を同列視するようなコメントを発し、世論やマスコミを激昂させている状況と言えましょうか。

2)徐々に浸食される白人男性優位のアメリカ社会の変貌とトランプ氏の勝利の連関

その後50年代以降のアメリカは時代が下るにつれ、製造業の中核であった自動車産業が崩壊に瀕したり、家電製品市場に日本製が溢れたり、消費財には中国製が溢れたり、というように徐々にアメリカの第二次産業が衰退していき、それと軌を一にするように「白人男性優位の社会から弱者保護、人種差別撤廃、女性の地位向上、移民への寛容」といったようなリベラルな施策の効果もあり、「本来アメリカの中核であったはずの白人男性が肩身の狭い思い」をする社会になってしまった、ということになるんでしょう。

今回のトランプ大統領の出現は、そういう「50年代以降のアメリカのリベラルを基調とした流れに真っ向から反発」するものであり、「いつの間にか虐げられていた白人の地位復活」こそが、今回の大統領選挙の隠れた最大の争点に浮上してきた状況の中で、大半のマスコミやリベラルな知識人も、ほとんど全くと言っていいほど、そのことに気付くことなくトランプ氏の勝利をただただ唖然として見守るという、結果になったようです。

3.トランプ大統領の実態は、アドルフ・ヒトラーの予言したナチスのラストバタリオンである

1)トランプは本当に「偉大なアメリカを復活」させる気があるのか?

そういう中で、就任早々トランプ大統領は、オバマ時代の遺産を葬り去ることを急ぐかのように、矢継ぎ早に大統領令を連発しています。
オバマケアやTPP、移民や難民に対する寛容政策といったオバマ氏が中心的に取り組んだ、「リベラルで先進的な業績」の数々が一片の大統領令でいとも簡単に振り出しに戻されているようにも見える今日この頃とも言えましょうか。
オバマが政権終盤に向けて整備に努力し、ようやく日の目を見た、あるいは滑り出しつつあった、これらの政策の有効性を現実の流れの中で一切評価することなく、あっさりと廃止するような挙に出るトランプ大統領の行動は、控えめに見積もっても慎重さが足りないと言えますし、直言してしまうと短慮な軽挙妄動であり、自己の信念のみを貫こうとする猪突猛進の類と言わざるを得ないでしょう。
まさか、合衆国大統領にこのような行動に出る人物が就任し、ホワイトハウスが少なくとも4年間も支配されるというのは、つい数か月前までは世界中の多くの人々が、予想もしなかった出来事でもあり、何だか空恐ろしいような気がすると言えましょうか。

2)トランプはアメリカを弱体化させるための「草」としてのエージェントかもしれない?

トランプ氏に関しては、一時クリントン陣営からは「プーチン氏の操り人形で、ロシアのエージェント紛いの人物である」とのスキャンダラスな中傷が語られたこともありましたが、これは荒唐無稽としてアメリカ市民に受け入れられることもなく選挙結果にも反映せずにクリントン氏は敗北を喫しました。

ちなみにトランプ氏はドイツ系であり、祖父の代の1885年にドイツからアメリカに渡ってきた移民三世にあたるようですが、トランプ家ではアメリカとドイツが二度にわたって世界戦争で対決した経緯もあり、ドイツ系ではなくスウェーデン系であると主張していた時期もあるようです。
このようなトランプ家の出自の話を聞いて思い出したのは、昔の忍者の類型の中にあった「草」と呼ばれる存在のことでした。
ここで取り上げた「草」と呼ばれる忍者の一群は、表立った武力としての忍術を駆使するわけではなく、「敵地に潜入して職業や住居を確保して、完全に敵地の人間として生活し、何代にもわたって情報収集や敵地の市民の洗脳、思想工作などを主体に陰に陽に継続的に活動」する存在であった、ということです。

そういえば、トランプ氏はテレビ番組や映画などのメディアに積極的に出演することで知られており、特に2004年から放送されているNBCの「アプレンティス(The Apprentice)」に、おいては番組のホスト役を自らプロデュースしながら務めていたのは有名な話です。ちなみに、この番組の視聴者の多くがトランプに投票した、という説もあるようです。
また映画に関しては、比較的有名な「ホームアローン2」への出演をはじめ、多くの映画に端役ながら顔を出しているのも、確認出来るところです。こうしてみるとトランプ氏は、何だか顔を出せるところには、どこにでも積極的に出演する姿勢が見え隠れしているような気がします。
だからと言って、トランプ氏がいわゆる「草」のような存在であるとは、誰も断言することはできませんが。。。

ちなみに現代のドイツの政治的な主流派であるメルケル首相やドイツのマスコミからは、名実ともにトランプ氏の選挙戦以来の偏狭なナショナリズムに基づくような極端な主張や保護主義的な姿勢に対する警戒感が強く、ルーツを同じくするドイツ系大統領の出現とは言っても独米関係がにわかに緊密化する気配は全く感じられません。
少なくとも表面的には、現代のドイツがトランプ氏に「EUの盟主として自由と民主主義の旗手を標榜しつつあるドイツ連邦共和国」との関連で、「草」の役割を期待していることは、今のところなさそうであると言えるでしょう。

3)メキシコ元大統領が遂にトランプ大統領とアドルフ・ヒトラーの類似性に言及

さて、そういう中でトランプ大統領に「メキシコ国境に壁を築くにあたって建設資金を出せ、と恫喝」されているメキシコでは、元大統領がトランプ氏とアドルフ・ヒトラーの類似性に言及しているようです。メキシコ元大統領が遂にトランプ大統領とアドルフ・ヒトラーの類似性に言及

アメリカ国内外で、トランプ大統領が就任早々に発令した「難民の受け入れ停止、イスラム圏からの入国禁止」に関する大統領令への反発が大きく広がりましたが、このようなトランプ大統領の決定がアメリカの建国の理念や国家の成り立ちといった、アメリカを歴史的に形作ってきた基本的な枠組みを根底から覆す危険で不可逆的な流れを引き起こすのではないか、との懸念も湧き上がって来ている印象があります。
このようにトランプ大統領は、就任早々アメリカという偉大な超大国の成り立ちを揺るがすような、ある意味では国家の成立基盤を根底から危うくするような政策を、「議会の承認や国民の意見」を一切顧慮する様子もなく?展開してきているわけですが、これはいわゆる「授権法(=非常事態の発生に対し通常の立法・行政手続きを行わずに権力を行使できる権限を与える法律)」の発動を連発する独裁者の行動を連想させるところもあるでしょうか。

こうしてみると、そのうちトランプ氏は、ロシアのプーチンのエージェントではなく、また言うまでもなく「EUを操りヨーロッパの盟主の地位を伺いながらも自由貿易と民主主義の旗手を自認する現代のドイツ」の「草」でもなく、「その真の実態はアメリカを混乱させ弱体化するために送り込まれた、かつてアドルフ・ヒトラーが最後の演説で言及した”ナチスドイツの最終勝利??を確保するためのラストバタリオン”ではないか?!」というような説が出てきても不思議ではないかもしれません。

4)トランプ政権誕生にロシア・プーチンだけでなくヒトラーのラストバタリオンも関与?

 

すなわち、かつて第二次世界大戦の末期に、ヒトラーが予言していたラストバタリオンは、米ソに匹敵あるいは凌駕する強力で一枚岩の軍事的な集団として世界を混乱に陥れる、と想定されていたように読み取れますが、その後の時代の急激な変化の中でソ連が崩壊した今日に至っては、世界を制するためには当面は唯一の超大国アメリカを内部から掘り崩せば事足りる、という方向に方針が変容したのかも知れません。

国家安全保障担当補佐官のフリン氏の辞任問題も含めてトランプ政権とその成立に向けた合衆国大統領選挙の過程にはロシアが関与していた可能性が取り沙汰されており、ニューヨークタイムズあたりはその線でトランプ政権に徹底抗戦の構えに出ているようですが、普通の人が常識的に判別出来るような世の中に当たり前に出回っている情報の多くは、実はその大半が世論を誘導するための引っ掛け情報である、という見方があります。
つまり本当に重要な事案の真相は、表に出ている情報の裏の裏を読まないとはっきりしてこない、というわけです。例えばアメリカ政府の情報操作で記憶に新しいのは、イラク戦争開戦の前に政権側から流布され続け、今や世紀のガセネタとして暴露されている「大量破壊兵器」の問題というのもありました。これなどは、あまりにも単純過ぎるウソではありましたが、世界はうっかり騙されてしまいました。

そういう意味で、今回の合衆国大統領選挙の選挙戦の推移の中に何らかの謀略的な世論操作が入り込んでいるということは、十分にあり得ます。確かに選挙自体は100%公正に行われ、開票結果に関しても操作が行われたことはない、とは信じたいと思います。とはいえトランプ大統領自身は、開票集計作業そのものにも疑問を呈しており、選挙に負けたら開票の不正を追及すると宣言していたようですし、選挙に勝った後も執念深く自分の得票率がヒラリー・クリントンより低いのは開票作業に不正があったからではないか、とコメントしていましたが。。。

5)アドルフ・ヒトラーのラストバタリオン予言の実現を急ぐかのようなトランプ大統領の異様な言動

さて、かつてアドルフ・ヒトラーが予言あるいは目指していたような現在の世界を根底から混乱させるために、現時点で最も効果的な方策は何かと考えれば、真っ先に思いつくのは2016年段階で言えば目前で大々的に展開する合衆国大統領選挙に介入し、自らのエージェントを合衆国のトップに送り込んでアメリカを中枢から覆すことであったのではないでしょうか。
これまでの普通の合衆国大統領選挙は、エスタブリッシュメントから本命・対抗が選ばれて、選挙戦も大枠は筋書通りに展開し、新大統領選出後も約束された未来が淡々と展開するパターンで来たわけですが、今回は大幅に様相が違っていた印象が強いと言えるでしょう。
すなわち今回の大統領選挙では選挙期間中に、効果的な場面の最も的確なタイミングで、クリントン候補の私用メール問題が取り沙汰され、大統領選挙の結果に大きく影響を与えたことは間違いないところです。特に最終盤でトランプ氏の女性スキャンダルに対抗するかのように、投票ギリギリのタイミングでまたもやクリントン氏の私用メール問題が再燃し、有権者の投票行動に微妙な影響を与えたように想定されます。

そう考えると誰もが思いつくロシア=プーチン氏が合衆国大統領選挙に介入したという表面的な事象もさることながら、ここは事態の真相に近づくためにより深読みして世界に潜伏するヒトラーのラストバタリオンが「かつてアドルフ・ヒトラーが政権を獲得し、独裁者の地位を確立した過程通りに、100%民主的な手続き」を踏襲して、遂に合衆国大統領のポジションにエージェントを送り込み、世界のどこかに潜伏してきたナチス復活の最終局面としてアメリカを中枢から破壊する、という戦術に出た来たと考えるのもあながち不合理ではないかもしれません。

特に、南北戦争以来くすぶってきた南北の分断の古傷すら、こじ開けようとするかのような、トランプ大統領のシャーロッツビル事件への対応などは、アメリカの成り立ちや市民意識の根幹を敢えて揺るがそうと、混乱を煽っている節も見え隠れしています。

そういう方向性からトランプ政権の異常性を子細に検討していけば、モラー特別捜査官の捜査対象も自然とロシアンゲートなどという皮相的で大して世界情勢に影響を与えていない事案ではなく、より複雑怪奇で深刻なラストバタリオンゲートとでもいうべき、第二次世界大戦終末期の混乱状況の中でうやむやになってきた、UFOの起源の問題やリチャード・バード将軍が指揮を執った戦後直ぐのハイジャンプ作戦において怪情報が流れた南極地下基地問題、あるいは一部のUボートとともに忽然と数万人の単位で消息不明となったと言われるドイツの最高レベルの科学者や影武者を替え玉として失踪したナチス高官の問題等の真相とトランプ政権の真の政策目標との関連という重大問題の解明にある、ということになるのではないでしょうか。

バノン流再戦シナリオの切り札

バノンの中国批判の根底にあるもの

尚、本稿で取り上げたトランプ大統領=ラストバタリオン説の延長線上でトランプ勝利の要因とバノン氏の関係を分析した以下のリンクもご参照ください。

トランプは米中冷戦や強硬な移民政策を強行しつつ大統領再選に向け人民独裁的手法のバノン主義=アメリカファースト路線を堅持する!

トランプ大統領は米中冷戦、西側同盟解体=バノン主義=アメリカファースト路線と毛沢東的な人民独裁手法で大統領再選を目指す!

-ラストバタリオン予言!
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