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大一統

袁世凱の功績は辛亥革命の徹底と儒家正統支配システム破壊にある!

  袁世凱の功績は辛亥革命の徹底と中華大一統システム破壊にあるという観点から、袁世凱の歴史的功罪を検討する時に等閑視されがちな、清朝の崩壊=辛亥革命で果たすべきだった体制の根底的な刷新を成し遂げた人物という観点から再検討してみたいと思います。すなわち、清朝崩壊時には以前の中華帝国の王朝交代と様相が異…

大一統が崩れた魏晋南北朝時代の統治構造の分析!

大一統崩壊期の魏晋南北朝時代の統治構造の分析することで、秦・始皇帝の天下統一以来の中華領域における統一国家としての王朝の特徴は、基本的に「大一統」を実現しているか、少なくとも「大一統」を目指していたが、なかでも実際に「大一統」を実現していたのは、王朝で言うと「秦」「漢」「隋」「唐」「宋」「元」「明」…

儒教文化圏を超えた清朝極盛期の版図を統治する軍機処の役割!

儒教文化圏を超えた清朝極盛期の版図を統治する軍機処の役割についてですが、軍機処の後継として大国の中で新型コロナ感染拡大を最初に抑え込んだ事例として、都市封鎖=ロックダウンや外出禁止など各国からモデルにされつつある中国の体制は、市民から遊離した暴政でもない効率的な存在なのかもしれません。 一時期はウィ…

文革再現を恐れる走資派鄧小平の天安門事件武力弾圧の論理!

天安門事件で鄧小平が決断した武力弾圧の背景には、文化大革命の混乱で中国全土が信じられないような大混乱と停滞に見舞われた状況の再現を絶対に阻止しようとの不退転の決意が見て取れるのではないか、と想定されます。 そういうことも踏まえて、ここでは民主化デモへの武力弾圧を経ても「安定」した支配を継続する中国共…

中華帝国支配正統性根拠たる大一統,天下思想,儒家正統の解明!

辛亥革命以前に中華天下を支配してきた諸王朝が、その支配の正統性を調達し、その存立基盤として必要不可欠となっていた根拠を構成する要素について検討していく過程で、中華天下を「帝国」として支配するための根拠となる主たる構成要素として浮かび上がってくる「大一統」「天下思想」「儒家正統」などの原理的な概念につ…

雍正帝が大義覚迷録で宣言した異民族統治政策!

トランプ大統領の移民政策は、アメリカの国論を分断し混乱を助長しつつも、アメリカファーストと言うトランプ自身の選挙公約の基本理念に照らせばテロや犯罪の増大・治安悪化の脅威の前では市民の安全安心のために必要不可欠と想定されるといってよいでしょう。 ちなみに、トランプ大統領のそのような基本的な国家の成り立…

中華帝国大一統の原理を魏晋南北朝時代の混乱から解明!

中華帝国が始皇帝以来大一統を維持してきた必須要素としての大一統の4要件を金観濤の説を取り入れながら解明しつつ、大一統の典型的な例外であった魏晋南北朝時代の状況を分析して、大一統の本質的な要素とは何かを検証してまいります。 1.中華帝国大一統の必須四条件 2.魏晋南北朝時代の中国の混乱要因 1)「中華…

中外一体,華夷一家,大一統を雍正帝の大義覚迷録で検証!

アメリカ市民のための適切な国境管理やルールに従わない不法な侵入者への対策、無差別なテロの脅威への積極的な対処などの当たり前の施策の徹底に悪戦苦闘するトランプ大統領をはじめとして、現代にいたるまで異民族統治に成功する帝国は珍しい存在ですが、ここではその稀有な例外として清朝極盛期に雍正帝が大義覚迷録で論…