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中国

中華帝国支配正統性の証となる大一統,天下思想,儒家正統の解明!

辛亥革命以前に中華天下を支配してきた諸王朝が、その支配の正統性を調達し、その存立基盤として必要不可欠となっていた根拠を構成する要素について検討していく過程で、中華天下を「帝国」として支配するための根拠となる主たる構成要素として浮かび上がってくる「大一統」「天下思想」「儒家正統」などの原理的な概念につ…

中華帝国大一統の原理を魏晋南北朝時代の混乱収束から解明!

中華帝国が始皇帝以来大一統を維持してきた必須要素としての大一統の4要件を金観濤の説を取り入れながら解明しつつ、大一統の典型的な例外であった魏晋南北朝時代の状況を分析して、大一統の本質的な要素とは何かを検証してまいります。 1.中華帝国大一統の必須四条件 2.魏晋南北朝時代の中国の混乱要因 1)「中華…

中外一体,華夷一家,大一統を論証する雍正帝の大義覚迷録!

アメリカ市民のための適切な国境管理やルールに従わない不法な侵入者への対策、無差別なテロの脅威への積極的な対処などの当たり前の施策の徹底に悪戦苦闘するトランプ大統領をはじめとして、現代にいたるまで異民族統治に成功する帝国は珍しい存在ですが、ここではその稀有な例外として清朝極盛期に雍正帝が大義覚迷録で論…

清朝極盛期の万里の長城とトランプのメキシコ国境壁建設の比較!

清朝極盛期の万里の長城とトランプのメキシコ国境壁建設の比較という観点から、本来国家存立の基盤として当然なされるべき国境管理に苦労する世界最強の超大国の指導者であるトランプ大統領が取り組もうとしているメキシコ国境での国境管理に類似した状況を、極めて洗練されたスマートな形で完璧に成功させた中国・清朝極盛…

帝国の基本的な概念や定義と現在の国際情勢における帝国の歴史的状況!

帝国の基本的な概念や定義と現在の国際情勢における帝国的存在の状況についてとりあげたいと思いますが、ここでは本ブログで中心的概念として取り扱う「帝国」の基本的な概念や定義を明確化しながら、言葉としてはよく使われるものの実際の意味が非常に曖昧になってしまっている「帝国とは具体的にどういうものか?」につい…

清朝極盛期の万里の長城による異民族管理の再評価!

清朝極盛期の万里の長城による異民族管理を検討する観点から、地政学的にも歴史的にもかけ離れているはずのトランプ大統領がメキシコ国境に建設しようとしている壁と大清帝国時代の万里の長城の位置づけが、実は本質的に信じられないほど酷似しているという深層を、モンゴル、新疆、チベット等の藩部へ拡大した中華版図を理…

西洋の衝撃=オスマン帝国vs欧州の力関係の逆転!

中東情勢混迷の淵源は、西洋の衝撃でオスマン帝国=イスラム世界秩序が崩壊し、植民地帝国の論理で中東地域が分断されることで混乱の種が撒かれたことによると考えていますが、ここではオスマン帝国と西欧キリスト教世界の力関係の推移を辿りつつ、西欧キリスト教世界優位に力関係が逆転して「西洋の衝撃」にさらされたオス…

清朝極盛期=乾隆帝のチベット,新疆への版図拡大とその正統性!

アメリカとの新冷戦に突入した習近平が、中国の基本的な戦略構想として邁進している「一帯一路」という方針は、かつて清朝極盛期に乾隆帝が推進したチベット、新疆への征服・侵略活動と酷似したほぼ延長線上にある政策、と認識していますが、ここではそのような乾隆帝のオリジナルな「第一次一帯一路戦略」としての清朝極盛…

儒教文化圏を超えた清朝極盛期の版図を統治する軍機処の役割!

儒教文化圏を超えた清朝極盛期の版図を統治する軍機処の役割についてですが、軍機処の後継として大国の中で新型コロナ感染拡大を最初に抑え込んだ事例として、都市封鎖=ロックダウンや外出禁止など各国からモデルにされつつある中国の体制は、市民から遊離した暴政でもない効率的な存在なのかもしれません。 一時期はウィ…

新皇帝習近平は康煕雍正乾隆時代の完璧な中華帝国支配を目指す!

新皇帝習近平は康煕雍正乾隆時代の完璧な中華帝国支配を目指すという観点から、自らの任期を撤廃し、あたかも中華皇帝の後継者のような立場となった習近平にとっての理想的なモデルとして、現在までその版図が維持されている康熙帝、雍正帝、乾隆帝時代の清朝極盛期の征服活動に関して検討していきます。 この時の侵略・征…