中華民族初の民主主義革命成功事例としての台湾民主化の衝撃!

中国の伝統的な帝国支配構造、賢人政治と近代以降の国民党、共産党による一党独裁体制の同一性!

台湾

孫文による辛亥革命を起源に持ち、「以党治国」を掲げてエリートによる一党独裁体制を一貫して貫いてきた国民党が支配する台湾が、1990年代に中華世界において歴史上初めて完全な民主化を達成したことの意義とその影響を検討する。

1.中華天下における統治方式の特徴
1)中華世界という巨大帝国を統治するための方策
2)強力な一元的支配を貫徹するための中核の必要性
2.中華世界における独裁権力を正統化してきた論理
1)何故中国には独裁的権力が必須なのか?=エリート専制支配の正統化
2)中国伝統の賢人政治を継承する国民党、共産党
3.中国を統治するためのイデオロギーの特徴
1)多元的価値共存の否定
2)中華帝国から現代中国まで通底する絶対的価値の重視

1.中華天下における統治方式の特徴

大清帝国

1)中華世界という巨大帝国を統治するための方策

中華世界は、欧州並みの面積を持つ巨大帝国であって、その内部は異質で多様な政治、経済、社会的要素が混在した多元的社会であると言える。多元社会であれば、それを反映した多元政治が似合うと思われるが、現実はその反対の政治体制が続いてきている。
すなわち多元社会であるからこそ、その内部に異質な要素がひしめき合っている帝国を統一するには、強力な一元的支配が必要であると歴代の為政者は考えてきた。(1)

2)強力な一元的支配を貫徹するための中核の必要性

国民党,中華民国旗

一元的支配を行うには、一元的支配の中核が必要になるが、辛亥革命前の段階ではその中核は、皇帝を頂点とした巨大な官僚体制であり、辛亥革命後は皇帝専制に代わって国民党や共産党が登場してきた。(2)
このように中華世界においては、有史以来一貫して人民大衆が政治の主体になることはなく、あくまでも統治される立場にとどまってきた。このような状況は辛亥革命においても大きく変化することはなく逆に近代化に伴い支配体制が洗練され、国民党あるいは共産党の党のエリートによる独裁体制が強化されてきたとも極言出来よう。

2.中華世界における独裁権力を正統化してきた論理

訓政

1)何故中国には独裁的権力が必須なのか?=エリート専制支配の正統化

それでは、辛亥革命を経過しながらも相変わらず中華世界で「一党独裁」を正統化してきた論理とは何だったのだろうか。
中華世界において、皇帝支配から始まり、袁世凱の帝政論、孫文の訓政論、共産党の独裁論の底流を流れる一貫した共通認識として、「中華世界の大衆の意識が低い」というものがある。これが全ての出発点であって、人民大衆には「帝国瓦解の危機意識」もなければ、「帝国統一の政治的技能」もなく、「政治思想」もないということを前提としている。ここから選ばれた知識人の代表のみが指導的中核を形成するという論理が正統化されてくる。また伝統的な天が人民の中の最も優秀で徳のある賢人を選び出して、天子として無能な人民を統治させる権限を与えるという伝統的な天下論も形成されてくるし、この賢人政治の伝統は現在まで直結している。またこのような賢人政治が崩れて、人民大衆が政治に登場すれば帝国的統一秩序が崩壊するという危機感も一貫してきている。(3)

2)中国伝統の賢人政治を継承する国民党、共産党

周恩来

このように伝統的な賢人政治の発想は、当の人民大衆がどのように考えているかはともかくとしても、少なくとも「国民党や共産党の党是」として堅持されてきていることは、現実の状況が証明しているところである。

3.中国を統治するためのイデオロギーの特徴

儒教

1)多元的価値共存の否定

このことは指導的なイデオロギーについても同様であって、多様な価値が並立する中華世界を帝国的秩序のもとにまとめていくためには、統一的イデオロギーが必要だ、と為政者は考える。多数政党による多元政治が排斥されるとともに、多元的価値の共存が混乱と分裂を招くだけであり統一に弊害をもたらすので、権力を掌握した政権はいずれも自己のイデオロギーを絶対化することで、そのイデオロギーで人民大衆を統一しようとする。イデオロギーと支配の正統性とは、緊密な関係にあるので他者のイデオロギーの存在、共存は排除される。

2)中華帝国から現代中国まで通底する絶対的価値の重視

三民主義

こうした中で辛亥革命前は儒教、中華民国では三民主義、中華人民共和国ではマルクス主義が絶対的価値として君臨してきた。(4)
このように観てくると、中国の基本的な統治構造は王朝時代から人民民主主義の今日に至るまで絶対的価値を重視するという方向性からは、基本的には変化していない、とも言えるだろう。
他方で、このような社会では、民主主義のような多元的価値を認めるような政治のあり方が成立しうるのかどうか、を検討するのは興味深いテーマである。このあと「完全な民主化を達成」し、中華民族が史上初めて民主主義の果実を享受している台湾の状況を検討していきたい。
中国全土で西側民主主義実現が可能なことを台湾の民進党,蔡英文総統当選が実証!
台湾の民主主義体制は、中国共産党一党独裁体制にとり北朝鮮金正恩体制より危険である!

<参考文献>
(1)横山宏章:中国の政治危機と伝統的支配 研文出版 1996 第1章 中国の危機とは何か p20
(2)横山宏章:中国の政治危機と伝統的支配 研文出版 1996 第1章 中国の危機とは何か p20
(3)横山宏章:中国の政治危機と伝統的支配 研文出版 1996 第1章 中国の危機とは何か p21
(4)横山宏章:中国の政治危機と伝統的支配 研文出版 1996 第1章 中国の危機とは何か p22

台湾の民進党,蔡英文総統の民主的な統治の成功は中国共産党による一党独裁体制の必然性を否定する!

蔡英文総統

中華世界における全般的な民主化のモデルにもなりうる「台湾の民主化」の奇跡について取り上げる。
中国共産党からの過剰とも言える反発を撥ね退けて当選し、遂に台湾の総統に就任した民進党の蔡英文体制と習近平体制の緊張関係は、今後ますます目が離せないものになりそうであるが、「自由で公正な」選挙により民進党から総統が選出される可能性を開いたのは、かつて李登輝の推進した台湾民主化であった。

1.台湾民主化により達成された成果の確認
2.暴力的反動や政治的混乱が発生しない台湾民主化プロセスの奇跡
 1)繰り返される民主化過程での保守的な逆流現象
 2)台湾における「政治の奇跡」たる平和的民主化の実現
3.日本による「極東の奇跡」を凌駕する「台湾の奇跡」の存在
 1)「日本の奇跡」に比較して取り上げられない「台湾の奇跡」
 2)日本の民主化よりも理想的な台湾の民主化過程

1.台湾民主化により達成された成果の確認

国民党,民進党

賢人支配のエリート政治という歴史的政治的伝統を有する中華世界の一角である台湾において、その民主化によりどのようなことが達成されたのであろうか。
ここで、台湾民主化の成果を整理しておきたい。

①組織論的な意味でレーニン主義的な革命の「前衛政党」として誕生し、社会を権威主義的に上からコントロールしてきた国民党の「競争的民主政党」「包括政党」への転換。
②多くの資産と権益を党、政府、軍が掌握する国民党の「党国家体制」の変容
③国営・党営企業の民営化
④「国家コーポラティズム」的な労働団体の改組と社会運動の担い手としての政治参加実現
⑤党、国家に独占されているTV・メディアの民間への開放(1)

これらの成果のうち、③と⑤の一部については改革開放により、大陸側でも一定の進展が図られたと観られるが、特に①②については台湾民主化の顕著な成果であろう。まさに一党独裁を否定し、賢人政治の伝統とも決別するような選択であり、西欧型の民主主義社会に向けた動きを少なくとも制度的には達成して来ていると言えよう。

2.暴力的反動や政治的混乱が発生しない台湾民主化プロセスの奇跡

エリツィン

1)繰り返される民主化過程での保守的な逆流現象

  
一連の権威主義体制の民主主義体制の移行のプロセスにおいては、ラテン・アメリカや東南アジアの軍事政変、1989年の天安門事件、1991年の旧ソ連での保守派のクーデーターのような保守的な逆流が発生しがちである。そのような過程では、多くの暴力行為や政治的混乱を伴うのが常態と言ってもいいだろう。

2)台湾における「政治の奇跡」たる平和的民主化の実現

祭英文

しかるに台湾における民主化においては、多くの発展途上国に観られる政治参加の拡大から階級間対立、軍事クーデター、政治参加への抑圧へとの逆流を伴わない「平和的民主化」が実現した。これは世界史的に観ても極めて稀なる「例外的事象」であり、台湾にとっては「経済の奇跡」に続く「政治の奇跡」の実現に他ならない。(2)

3.日本による「極東の奇跡」を凌駕する「台湾の奇跡」の存在

1)「日本の奇跡」に比較して取り上げられない「台湾の奇跡」

東海道新幹線開業

確かに、これは奇跡としか表現出来ない例外的な事象と言えるだろう。ただし、この「奇跡」はいまひとつ「世界的な神話」として語りつ くされているとは言えない印象である。恐らく「極東の奇跡」としては、日本の「明治維新」「日露戦争の勝利」「焼け跡からの戦後復興」「経済の高度成長」の方が遥かに世界では有名なのではなかろうか。このことは台湾の関係する直接当事者が「中華人民共和国」という巨大で、西側民主主義諸国も重大な経済的な利害関係を有する「帝国」的国家に関わる問題として、「台湾」での「経済の奇跡」に続く「民主主義の途方もない奇跡的な成果」を額面通りに取り上げたり、強調したりしにくい、ということはあるのではないだろうか。

2)日本の民主化よりも理想的な台湾の民主化過程

GHQ
またこの台湾民主化の過程は、我が国の民主化の過程と比較してみると、その例外的奇跡の有りようが一層際立つかもしれない。すなわち日本の民主化は、太平洋戦争に敗北後の連合国の占領下に、GHQの絶対的影響力のもとで、あくまでも日本国憲法を筆頭に上から与えられたものであったが、台湾民主化の過程は特に諸外国にコントロールされることもなく、流血の混乱もなく、李登輝総統を中心とする台湾自らの代表者のリーダーシップのもとに達成された、ということであり、民主化の過程として教科書的な見本となるものであった。

尚、本稿とも関連する台湾民主化の中国共産党への脅威に関しては、以下のリンクにて詳しく取り扱っています。
台湾の民主主義体制は、中国共産党一党独裁体制にとり北朝鮮金正恩体制より危険である!
 
参考文献
(1)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p4
(2)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p5

台湾の中華民族による民主主義体制の成功は、中国共産党一党独裁体制の存在理由を否定する脅威である!

金正恩

「中華民族の国家」として史上初めて民主化した台湾が帝国的な一党独裁の支配体制を継続する中国共産党に与える破壊的なインパクトは北朝鮮の金正恩体制よりも危険である。  

1.民主化した台湾の存在が中国共産党一党独裁に与えた衝撃
 1)中国共産党による「伝統的な賢人政治」がいつまでもつのか?
 2)台湾が自ら選び取った議会制民主主義の重み
 3)中華世界で民主主義運営が可能なことが証明された衝撃
2.台湾の民主化はどのように達成されたのか?
 1)権威主義体制から民主主義体制への移行の前提条件
 2)国家と社会の微妙な距離感と利益調整メカニズムの構築
 3)国民党と人民大衆の民主化に向かう共同体験の進行
3.伝統的な賢人支配のエリート政治を転覆させた台湾の民主化
 1)李登輝と人民大衆による微妙なバランスのゲームの成功
 2)中国共産党にとっての改革モデルとして「台湾民主化」
4.台湾民主化の評価と中華世界統治への影響
 1)台湾民主化の中華世界への衝撃度
 2)「中華民族」が民主主義社会で暮らし続ける重み

1.民主化した台湾の存在が中国共産党一党独裁に与えた衝撃

李登輝

1)中国共産党による「伝統的な賢人政治」がいつまでもつのか?

民主化された台湾の存在は、現在も「伝統的な中華帝国の枠組みを堅持する中華人民共和国」にとって強烈なインパクトを与えていると言えるのではないだろうか。改革開放の進展に伴い、特に沿海部の経済発展は目覚ましいものがあるが、そういう中で「沿海部の中産階級の政治意識」に対して、いつまでも「伝統的な賢人政治」に依拠した発想が通用するのかは疑問もあるかもしれない。

2)台湾が自ら選び取った議会制民主主義の重み

台湾民主化
少なくとも同じ「中華民族」が、他から与えられたものではなく、自ら選びとって議会制民主主義を達成し、曲がりなりにも安定して運営しているというのは、1989年の天安門事件でそのような要求を武力で弾圧した共産党指導部にとって頭痛の種になりかねないだろう。
国内の「平和的民主化」と海外のインフォーマルな経済活動を展開する「台湾経験」は、共産党の一党独裁に固執する中国へのソフトな挑戦として、中華世界の変容を促す世界史的意義を有している。

3)中華世界で民主主義運営が可能なことが証明された衝撃

中華民族民主化

それはまた「家産官僚制」や「東洋的専制主義」と呼ばれ、現在でも「皇帝型権力」の政治的伝統を有するとされる中国に対して、同じく華人社会の一員である台湾において西欧型の議会制民主主義が実現されたことによる中華世界へのソフトな知的挑戦でもある。(1)

2.台湾の民主化はどのように達成されたのか?

台湾民主化t

それでは、台湾の民主化が何故達成されたのかを検討してみたい。

1)権威主義体制から民主主義体制への移行の前提条件

権威主義的体制から民主主義的体制への平和的移行には、「一人あたりのGNPに換算した経済成長」「教育の普及がもたらす識字率の向上」「社会の多元的価値を代表する中産階級の台頭」といった要因と「政治的自由化、民主化の相関関係」を検討する必要がある。(2)

2)国家と社会の微妙な距離感と利益調整メカニズムの構築

台湾民主化111

このような前提に立って、民主化を実現するためには、国家と社会との間に適度な距離が必要であり、国家は多元化する社会に対してどのように具体的に利益の調整をはかり、そのメカニズムの制度化を実現するために最大限の努力を払う必要がある。また民主化へ向かう体制移行の最中には、利益調整のメカニズムを具体的ろに発見して制度化するために国家と社会の双方がともに新たな争点でぶつかり合い、そこから妥協点を見出すという「学習のプロセス」が必要である。(3)

3)国民党と人民大衆の民主化に向かう共同体験の進行

国民党軍
こうしてみると「台湾の平和的民主化」とは、支配者としての国民党と被支配者としての野党や人民大衆が、そうした国家と社会の間に適度な距離を見出して、「具体的な体験」の中で幾多の危機に遭遇しつつ、民主化の必要性を認識してきた「学習のプロセス」を辿ってきたと言えよう。またこのような民主化過程が平和的に遂行されるためには、支配者と被支配者の間で、過度の暴力よりも適度の譲歩と妥協・調和をギリギリのところではかる方がコストが少ないということを認識する「学習のプロセス」も必要であった。(4)

3.伝統的な賢人支配のエリート政治を転覆させた台湾の民主化

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1)李登輝と人民大衆による微妙なバランスのゲームの成功

「李登輝総統」と「野党、人民大衆」という政治的なアクターが、それぞれ「支配の正当性」と「政治参加の正統性」を体現しつつ利害の衝突と妥協を繰り返しながら、政治的「学習のプロセス」経験し、そこからバランスと調和を産み出す一定のルール・オブ・ゲームを確立してきた。
このことにより台湾政治の台湾化、民主化、ならびに中台関係の脱内戦化・共存状況の創出に一定の成功を観た。(5)

2)中国共産党にとっての改革モデルとして「台湾民主化」

台湾民主化666
このような微妙で繊細なプロセスを経て、流血を観ないスピーディーな民主化が実現した。中華世界の政治文化として伝統的な賢人政治・エリート政治が当のエリートの側から覆されたわけであり、このことは単なる民主化実現以上に奥深い意味が内包されているように思われる。台湾民主化は、現時点では中華人民共和国の政治体制に対して、重大な影響を与えているとは言えないであろうが、今後改革開放路線の行き詰まりや、官僚の金権腐敗、人権問題や民主化要求に対する体制側の後ろ向きな対応などがクローズアップされてきた時には、一つの改革モデルとして「台湾経験」が大きな意味を持ってくることも考えられる。

4.台湾民主化の評価と中華世界統治への影響

デモ隊

1)台湾民主化の中華世界への衝撃度

「中華帝国」という観点に立てば、台湾は漢人中心の社会とは言え、領域的には閉じられた島であり、到底「中華天下」を包括しているとは言えない。「台湾民主化」は言ってみれば「中華帝国の一省」レベルの話ということになるかもしれない。高度成長期の日本においても国政は自由民主党が盤石に支配している時期に、東京都知事に美濃部亮吉氏が当選して革新都政を展開していた、ということもある。同列には論じられないだろうが、全国支配と地方支配の差は歴然として存在するだろう。

2)「中華民族」が民主主義社会で暮らし続ける重み

祭英文,李登輝

それでは、省レベルは民主化可能だが、帝国全体は共産党が支配を貫徹するということがありうるかというと、これは中華大一統の原理に抵触しかねないとはいえ、香港の実例もあるので、一概には否定できないところである。清帝国には、内地と藩部と言う一国両制の伝統もあり、香港は一国両制の現代版と言うことになるが、台湾もその範疇でとらえられるかもしれない。
いずれにせよ、2000万人以上の大陸の中華世界に住むのと同じ「中華民族」が、完全な西欧型民主主義体制のもとで安定して暮らしている、という事実の大きさは十分にかみしめていく必要があるだろう。

尚、本稿の延長線上で台湾民主化に関しては、以下のリンクでも取り上げています。
中国全土で西側民主主義実現が可能なことを台湾の民進党,蔡英文総統当選が実証!

<参考文献>
(1)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p5
(2)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p9
(3)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p9
(4)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p9
(5)井尻秀憲:台湾経験と冷戦後のアジア 勁草書房 1993 序章 世界史の中の「台湾体験」 p10